個人の主体性が生き抜く鍵
最近、橘玲(たちばな あきら)さんの『バカが多いのには理由がある』を読みながら、日本の労働環境や価値観について考えてみました。あなたも感じることないですか?
社会には「バカ」が多い理由があって、それは私たちの生き方にも影響してるって。
橘玲(たちばな あきら)さんの『バカが多いのには理由がある』は、集英社から出版された本です。
単行本は2014年に出て、文庫版は2017年に集英社文庫として発売されました。この本は、橘さんが「週刊プレイボーイ」に連載していたエッセイをまとめたもので、政治や経済、労働問題からワイドショーネタまで幅広いトピックを扱っています。
特に、「ファスト思考」(直感的な判断)と「スロー思考」(熟考する思考)の対比を軸に、なぜ社会に「バカ」が多いのかを解説してるのが特徴的です。
橘さんらしい辛辣で鋭い視点で、日本の言論界や労働環境の歪みなんかをバッサリ切ってる。
例えば、終身雇用や年功序列が生産人口を疲弊させてるって指摘とか、憲法改正やブラック企業の話題にも触れてて、読んでて「確かに!」って思う反面、ちょっと不愉快になるような現実も突きつけられる感じ。大手企業での正社員が追い出し部屋に左遷されたり、精神的に消耗するケースを考えると、橘さんの言う「ファスト思考で生きてる人が多い社会」ってのが腑に落ちます。
システムに依存すると人生が壊れるリスクが
私の知人に大手企業で正社員として働いてた人がいるんですけど、追い出し部屋に左遷されて、深夜まで残業して、家庭ではATM扱いされてるおじさんの話を聞いて、「これって本当に幸せ?」って疑問が湧いてきました。システムに依存しすぎると、人生が壊れちゃうリスクがあるんですよね。橘さんの視点だと、これはファスト思考で盲目的に従ってる結果。だったら、大手企業で派遣社員として働いて、精神的な健全さを保つ方が戦略的かもしれないって思うんです。派遣なら、正社員みたいに我慢しすぎず、適度な距離感を保てるケースもあります。合理的で賢い選択の一つ。
日本の現状と個人の自由への警鐘

今の日本を見てると、もっと大きな問題も感じます。例えば、「憲法解釈が自民党の都合で動いてる」って怖いですよね。『国民のために国家がある』が逆転して、『国家のために国民が奉仕する』みたいな雰囲気になってる気がするんです。
自民党の憲法改正草案を見ると、個人の自由が制限される方向にシフトしてるし、橘さんのリバタリアン的な思想(個人の自由を最優先する考え)からすると、これは警戒すべきトレンドです。憲法や法律がどう解釈されようと、結局それを鵜呑みにするんじゃなくて、自分で考えて「精神的な健全さを保つ戦略」を立てることがが大事。派遣社員として大手企業で働くっていう選択も、そういう意味で「思考が壊れない」ための現実的な一手かもしれません。橘さんの本から得られる教訓って、結局「自分で考えて自分で決める」っていう個人の主体性。
自分で「勝ち」を定義する強さ
結局、個人がどう生きるかが全てだと思うんです。学歴や肩書きより、どんな環境でどんな思考で生きるかが大事。大手企業の派遣社員って選択も、精神的に健全なら「勝ち」じゃないですか。自分で「勝ち」を定義できる人が強いんですよね。橘さんの本を読んで、自分の価値観がアップデートされた気分です。彼の著作には「個人がどう生きるか」を重視する視点が詰まっていて、特に『バカが多いのには理由がある』では、スロー思考を鍛えることが、この「バカが多い社会」を生き抜く鍵だって教えてくれる。
私は派遣で働くことをおススメしたい訳ではなく、あなたも精神的な健全さを保つことを忘れないでほしいと願っています。
あなたも、自分で考えて、自分で決める生き方にシフトしてみませんか?




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